iPS細胞から視細胞 理研と京大、マウスで成功
首相、吉清さん家族と面会・写真を前に涙ぐみ謝罪
福田康夫首相は2日、海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、行方不明になっている千葉県勝浦市の吉清治夫さん(58)と長男哲大さん(23)の自宅を初めて訪れ、家族らに「こういう事故を起こして申し訳ありません」と謝罪した。
面会は25分間。報道陣には公開されなかった。親族によれば、首相は治夫さん親子の写真を前に涙ぐみ「二度とこのようなことがないようにします」と再発 防止に取り組むことを約束したという。首相は治夫さんの自宅を去る際に家族の要望や心境などをつづった手紙を受け取った。
面会後、首相は手紙には「特に石破茂防衛相には今後こういうことが起こらない態勢を作ってほしい。後進の人を教育してほしい」などと書かれていたと記者 団に紹介。防衛相の責任問題については「先頭に立って防衛省改革をやるのが石破防衛相の責任だ」と述べ、辞任させる考えがないことを改めて強調した。 (17:11)
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民主「日銀総裁人事」で硬化、山口前副総裁なら同意も
19日に任期が切れる福井俊彦日銀総裁の後任人事について、民主党が態度を硬化させている。
政府・与党は元財務次官の武藤敏郎副総裁(64)を昇格させる方針を変えていないが、民主党の小沢代表は「与野党の信頼関係は完全に崩れた」と強調した。別の党幹部も政府から山口
泰
(
ゆたか
)
・前副総裁(67)が提示される場合、受け入れる意向を示した。民主党が強硬姿勢を貫けば先行きは不透明になる。
民主党が態度を硬化させているのは、政府・与党が2月29日に、民主党などが欠席する中で、2008年度予算案などを衆院通過させたことに反発しているためだ。共産党は出席して反対した。
小沢氏は1日、盛岡市内で記者会見し、「(衆参両院)議長あっせんの趣旨に反する単独採決で、与野党の信頼関係は完全に崩れた。日銀総裁人事であ れ何であれ、与野党で冷静に話し合う状況ではなくなった」と述べた。政府が武藤氏の昇格案を近く提示しても、同意することは難しいとの認識を示したもの だ。
同意が遅れ、総裁ポストが空席となる可能性があることについては、「空席になった時の対応は日銀法に書いてあり、事実上の支障は来さない。(空白期間が生じて)内外の評価が芳しくなくなるのは間違いないが、ひとえに政府・与党の責任だ」と述べた。
日本銀行法では、総裁が欠員の時は副総裁が総裁の職務を行うと規定している。民主党内には総裁人事案を拒否して、副総裁人事案のみを受け入れる案も出ている。
これに関連し、民主党幹部は1日、都内で記者団に対し、「武藤氏を提示されても、同意することは100%なくなった。国会が正常化しても変わらない。予算案を単独採決すれば、日銀総裁人事もダメだというのは、小沢氏の意向でもある」と述べた。
党内には、国会の混乱で武藤氏への同意が難しくなったとして、政府は山口前副総裁を提示する可能性が出てきたとの見方が出ている。党幹部は、山口 氏を受け入れることが可能な理由として、党が主張している「財政と金融の分離」を図ることができる点をあげた。山口氏が副総裁時代、速水優・前総裁を支え た実績を評価する声もある。
ただ、小沢氏らの発言に対して党内では「冷却期間を置いて環境が整えば、武藤氏を受け入れる可能性もある」との声も出ている。
一方、政府・与党は、武藤氏を昇格させる人事案を国会に提示する基本姿勢を変えていない。
政府筋は1日午後、民主党幹部の発言について、「予算と同意人事は別問題だ。それをごっちゃにするのは、本当に国のことを考えているのかというこ とになる」と強くけん制した。別の政府高官は、「福田首相の考えがぶれるとは思わない」としたうえで、今週中には人事案を国会に提示したいとの考えを示し た。
自民党の伊吹幹事長は1日夜、神戸市での講演で、国会審議の混乱を理由に民主党内で武藤氏に同意できないとの声が出ていることについて、「まさに政治の介入だ。武藤氏の人物、能力、識見は昨晩から全く変わっていない」と民主党を批判した。
一方で、与党内には「不本意だが、人事案の差し替えも視野に入れざるを得ないだろう」との観測も出ている。
国会同意が必要となる日銀の人事案は、総裁、副総裁2人の計3人で、副総裁の1人には、元日銀理事の白川
方明
(
まさあき
)
・京大教授(58)を充てる案が検討されている。残りの1人については、民主党と折り合う「のりしろ」として、同党の意向に配慮し民間人を登用する案が有力視されているほか、副総裁2人とも民主党の考えをくんだ人物を起用する案もとりざたされている。
(2008年3月2日03時08分 読売新聞)【社会】
iPS細胞から視細胞 理研と京大、マウスで成功
2008年3月2日 15時29分
マウスの皮膚でつくった人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、網膜にあって光を感じる視細胞をつくることに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の高橋政代チームリーダーと京都大の山中伸弥教授らが2日までに成功した。
人のiPS細胞でも同様の実験を開始。患者本人の細胞を使えば、移植しても拒絶反応が起きないメリットが期待できる。高橋リーダーは「網膜色素変性症などの再生医療実現につながる一歩だ」としている。
13日から名古屋市で開かれる日本再生医療学会で発表する。
理研はこれまで、人の胚性幹細胞(ES細胞)から視細胞を効率良くつくるのに成功している。今回は山中教授が作成したマウスのiPS細胞を使い、同様の手法で網膜の前駆細胞をつくり、さらに視細胞に分化させるのに成功した。
他人の受精卵からつくられるES細胞と違い、iPS細胞には患者と同じ遺伝子を持たせることが可能で、移植時の拒絶反応が避けられる。高橋リーダーは「分化能力の点でiPS細胞とES細胞は似通っている。次は人のiPS細胞から網膜細胞づくりを試したい」としている。
(共同)「何かが間違っている」救急医院の技師や看護師も疲弊
2008年03月02日
救急医療に携わり、重い負担を強いられているのは医師だけではない。看護師や検査技師らの疲弊も進む。過酷な勤務や権利意識が高まった患者への対応など で体調を崩したり、傷ついたりして、現場を立ち去る医療スタッフは後を絶たない。「何かが間違っている」。日夜、そうした疑念が膨らむ。
近畿の救急病院に約20年勤める臨床検査技師の女性は2年前、涙が突然、ポロポロと流れるようになった。頭がぼんやりして食べ物の味を感じられず、砂をかんでいるようだった。
臨床検査技師は医師の指導の下、血液や尿の検査、心電図や脳波などの生理学検査を担う。当直は多い月で5、6回。入院患者に加えて急患の検査が立て込み、ほとんど寝ることができない。
医師や看護師と違って検査技師は医療機関の定員基準があいまいで、病院経営の悪化によって人員が削減されやすい。勤務先でも20年間に臨床検査技師が約3割減らされ、十数人に。給料は据え置かれ、ボーナスも1.5カ月分減った。
「うつ状態」と診断されて休職したが、2週間で復帰した。「技師が補充されず、同僚の負担が増えると思うと辞められない」。でも、もう限界だと感じている。
日本臨床衛生検査技師会によると、臨床検査技師は全国で約7万人。高田鉄也専務理事は「医療に不可欠な存在なのに身分が保証されず、報酬も不十分。当直ができる正職員も減り、仕事は激化する一方だ」と明かす。
患者と接する機会の多い看護師も激しいストレスに悩まされる。
公務員共済組合病院に勤務していた大阪市の女性看護師(31)は昨春、辞表を書いた。復帰する気は今も起こらない。
通常の3交代勤務のほか、救急当直が月3回。急患は毎夜、20~40人来る。「共済組合の病院なのになぜ優先されない」と文句を言う公務員、「昼間は込むから」と平然と言い放つ軽症者、未払いの治療代が100万円を超す常習者……。
8時間立ちっ放しで、一息ついて笑顔を見せた途端、「何を笑ってるんだ」と患者に怒鳴られ、ひたすら謝らされたこともある。「人を助けたいという一番大事な気持ちを失ってしまった」
関西の脳外科専門病院で働いていた男性看護師(37)は「医師も大変だが、看護師だって人が足りない。この国の医療の仕組みはおかしい」と訴える。残業が多く、2、3時間の睡眠で次の勤務に入らざるを得ない。「薬の種類や量を間違えそうになった」
脳疾患の救急患者は初期症状で判断力が低下し、暴れることがある。入院後も目が離せないが、看護師3人で受け持つ患者は約50人。急患が来ればパンクする。年収は300万円余で、ほとんど昇給しない。
2年前、病室でベッドのセンサーが作動し、警報が鳴った。駆けつけると、患者が「飛びます」と叫んでベッドから飛び降りる瞬間。一命は取りとめたが、頭を強打し、「管理がなっていない」と家族から非難された。「やっていけない」と救急のない病院に移った。
日本看護協会の調査では、病院勤務の新人看護職員の離職率は9.2%。配置が手厚い病院ほど、離職率が低かった。小川忍理事は「救急病院は入退院が頻繁で、過重労働が常態化している。体制にゆとりを持たせるなど、真剣に対策を考える時期だ」と指摘する。
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投稿: みんな の プロフィール | 2008年3月 3日 (月) 23時25分